楊貴妃と匂い袋

お香にまつわるお話

ひふみお香アカデミー

椎名まさえです。

 

お香LOVEストーリー♪楊貴妃と匂い袋

 

 

香りにまつわる

ドラマティックなLOVEストーリーをご紹介します。

 

クレオパトラ・小野小町と並ぶ、

「世界三大美女」のひとり、

楊貴妃

 

その楊貴妃を語る上で、

欠かせないのが・・・「香り」

 

 

楊貴妃は、

白檀の香りで作られた「沈香亭」に住み、

壁には乳香や麝香(じゃこう)を

塗りこんでいたそうです。

そして、丁子をよく口にしていたとか・

 

さらに、玄宗皇帝から贈られた
「匂い袋」を

いつも身につけ、
心安らかな毎日を送っていたといいます。

 

 

 

その匂い袋からは、
龍脳の香りが遠くまで届き、
衣を通してその香りが
スカーフに移り、
さらに、夏の暑い日に楊貴妃が流した汗は
とてもよい香りがするほどだったそうです。

 

楊貴妃は22歳で妃となり、

動乱によって、38歳という若さで、

短い生涯を閉じました。

 

その動乱は、玄宗皇帝が、

楊貴妃を愛しすぎたことで、

起きてしまったのです。

 

戦いが終わり、

皇帝が、楊貴妃の遺体を回収したときに

どこからとなく漂うあの匂い袋の香りで

楊貴妃の亡骸を見つけたといいます。

 

楊貴妃が亡くなった後も、

皇帝から贈られた匂い袋は、

変わらぬ匂いを発していたのです。

 

 

ふたりで過ごした愛の日々。

よみがえる思い出に、

皇帝は、心が激しく揺さぶられたといいます。

 

 

遠い過去の思い出も、

香りは、蘇らせてくれるのです。

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