魂に栄養を与える香りの習慣
ひふみお香アカデミー
椎名まさえです。
占いとお香
皆さんは、占いは信じますか?
平安時代は、占いで、
いろいろなことを決めていました。
早朝に起きて、まずすることは
今日の吉兆を見ること。
その占いの結果によっては、
大事な用事も休まなければなりません。
そして、
お風呂に入る日も
占いで決めていました。
もしも悪い日に入浴してしまったら・・・
洗った部分から悪霊や邪気が入ってしまい
体調を崩したり、命の危険性があると
考えられていました。
たとえ良いとされる日に、
お風呂に入ったとしても・・・・
髪の長い女性たちは一苦労。
平安時代にはドライヤーはないので
髪を洗ったら、自然乾燥!
髪を洗うとなると1日がかりの大仕事。
「寿命が短い人は髪が乾く前に死んでしまう」
なんて言われていたようです。
髪を洗って乾かす時には、
お香を焚いた火鉢をそばに置いて、
髪に向けて仰ぎ、
髪に匂いをつけました。
香枕なども使っていたようです。
着物にもお香の香りを移すため、
常に、お部屋の中でも
たっぷりお香を焚いていました。
当時、良く使われていたのが
練香です。
いろいろな時代背景の中で
お香が現在に伝えられています。