練香と印香の違い|煙の出ないお香の楽しみ方

お香のある生活

練香(ねりこう)とは?

練香は、沈香や白檀の粉末に、
数種類の漢方生薬を調合し、
はちみつや梅肉で練り固めて
丸薬状にしたお香です。


平安時代には「薫物(たきもの)と呼ばれ、
『源氏物語』にも登場します。

当時の貴族たちは衣服に香りを移し、
一人ひとりが“自分だけの香り”を
持つことを楽しんでいました。

香りの調合は秘密とされ、
その香りの良し悪しが
ステータスでもあったと言われています。

印香(いんこう)とは?

印香は、沈香や白檀の粉末に
漢方生薬を加え、「ふのり」でつなぎ、
小さな型で押し固めて作るお香です。

見た目はまるで干菓子のように可愛らしく、
やさしく甘い香りが漂います。

近年では、お線香のように
直接火をつけて焚くタイプの印香もあり、
香りの広がり方や雰囲気が少しずつ異なります。

練香と印香の共通点

どちらも煙を出さずに楽しめる
「煙の出ないお香」です。
楽しみ方としては、


茶香炉

空薫き(そらだき)

どちらもやさしい香りが
お部屋を満たします。

練香と印香の違いをまとめると…

  • 形状:練香は丸薬状、
       印香は型押しの干菓子のような形
  • つなぎ:練香ははちみつや梅肉、
       印香はふのり
  • 歴史:練香は平安貴族の嗜み、
       印香は見た目の可愛らしさから
       現代でも人気

どちらも奥深い歴史と魅力を持ち、
香りの楽しみ方に広がりを与えてくれます。

秋の夜長におすすめ

薫き方やブレンドで香りは変化します。
ぜひ!練香・印香にチャレンジして
季節の移ろいとともに
香りの世界を味わってみてください。


このような方におすすめです

練香がおすすめの方

  • 歴史や平安文化に触れながら
    香りを楽しみたい方
  • 煙を出さずにじっくりと
    香りを味わいたい方
  • 落ち着きや精神統一を求めている方

印香がおすすめの方

  • 見た目も可愛らしいお香を
    楽しみたい方
  • お客様へのおもてなしや
    プレゼントに使いたい方
  • やさしく甘い香りで
    リラックスしたい方

まとめ

練香も印香も、煙を出さずに楽しめる
「奥深いお香の世界」への入り口です。
自分のライフスタイルや
気分に合わせて選ぶことで、
お香のある生活がもっと豊かになります。


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