ひふみお香アカデミー
椎名まさえです。
お香の老舗 淡路島「薫寿堂」さんへ
先日の淡路島研修の中で、
ひふみお香アカデミーの伝承者と
お香の老舗・薫寿堂さんの工場見学にうかがいました。
日頃から手作業でお香づくりをしている私たちにとって、
大量生産の現場を見せていただく機会はとても貴重。
お線香の押し出し機の力強さ、
高速かつ丁寧な箱詰め作業など、
「こんなふうにお線香が作られているんだ…!」と、
目を見張る連続でした。
手づくりと機械づくり、それぞれの尊さ
だからこそ、私たちが手で作る
お香の“温度”や“個性”をもっと大切にしたい!
そんな声も生徒たちから上がり、
機械化された技術の素晴らしさと、
手作業の味わいの違いを実感しました。
貴重な香原料との出会い 麝香・龍涎香・沈香…
そして!ついに!
生徒たちがずっと憧れていた
香りとの出会いが待っていました。
✅ 龍涎香(りゅうぜんこう)
✅ 麝香(じゃこう)
✅ 高級 沈香(じんこう)
超!高級!タニ沈香
超!高級!シャム沈香
麝香(チョコレートのような香りでした)
など、希少な天然香料を実際に手に取り、
さらに!火をくべて香りを聞くことができ、
「身体に染みわたるようだった」
「香りを聞いて涙が出そうになった」
そんな声もありました。
香りが人の心を動かす瞬間を、
まさに体感する時間でした。
漢方と香原料のルーツの話も学びに
展示されていた数々の生薬からは、
香と医療がルーツを同じくしていることも伝わり
香原料ひとつから、学びと創造が広がっていきました。
香りを伝える者としての志が育つ
また、現在ではワシントン条約により
一部香原料の入手が難しくなっている現実にも触れ、
「原料を大切に扱い、心を込めて使っていきたい」
という気持ちになりました。
これから「香り」を伝えていく私たちにとって、
こうした現場での学びはかけがえのない宝物です。
最後に
今回、薫寿堂の部長さんからは、
香木の歴史から現在の製造現場まで、
本当にたくさんのことを教えていただきました。
香りとは、目に見えないけれど、
確かに人の心を動かす
「慈悲の心」であり
「祈り」や「想い」そのもの。
工場見学を終えた今、生徒一人ひとりの中に、
「お香をもっと伝えていきたい」という
小さな火が灯ったのを、私は感じています。
薫寿堂の皆さま、
素晴らしい体験を本当にありがとうございました。
☆YouTubeにて淡路島研修動画もアップしています!
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https://youtube.com/shorts/bJ3Fkacog-M
☆薫寿堂さんのおすすめのお香を
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☆薫寿堂の「&インセンス」
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☆薫寿堂の紙のお香HAKO
https://www.youtube.com/watch?v=_tKt_pWqYxQ