香りと麝香、そして調香の世界へ!ジャコウアゲハに導かれた朝

お香にまつわるお話

庭に現れた“香りの使者” ジャコウアゲハ

 〜香水と麝香と調香の世界へ〜

ひふみお香アカデミー
椎名まさえです。

今朝、庭の緑にふと目をやると、
そこに静かに佇む一匹の蝶。

繊細な羽の模様、
黒とベージュのコントラスト、
そしてどこか気品ある佇まい。
直感で・・・これは・・・

「ただ者ではない」

と思いました。

Googleで調べてみると、
蝶の名は
ジャコウアゲハ

なんということでしょう
香りの象徴
「麝香(じゃこう)」
の名を持つ蝶
なのです。


ジャコウアゲハとは? 香りをまとう蝶

ジャコウアゲハは、
日本でも見られる
アゲハチョウの一種。


その最大の特徴は、
オスが持つ「香り」。


実際に、ジャコウアゲハのオスは
麝香のような芳香成分を放つ
フェロモン腺
を持っており、
他の蝶へのアピールに
使っているといわれています。

この香る蝶が、
香りの道を歩む私の庭に
舞い降りてくれたのです。

それは・・それは・・・
大興奮です!!!


麝香(じゃこう)と 香水の関係

「麝香(ムスク)」は、
古来より香水やお香に使われてきた
高級な動物性香料

特に中世ヨーロッパでは、
官能的で媚薬的な香りとして
王侯貴族に重用されました。

現代では動物愛護の観点から
天然ムスクは使用されず、
合成麝香が主流ですが、

香水やお香の
「香りの余韻」を支える、
いわば「香りの土台」
のような存在です。


香りを創るということ 〜調香の世界〜

私は現在、アロマ・ハーブ・天然香料
さらに!香料・香りの雫を使い
お香の調香をし、
作品として昇華し、
そのつくり方を教える
仕事をしています。

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特に大切にしているのは、
香りがもたらす
記憶や感情の揺さぶり


たった一瞬の香りで、
その人の中の
懐かしさ”や“安心感”を
引き出せたとき、
香りが放つ力の偉大さを実感します。


そして蝶が導いてくれた

そんな想いを抱く中で、
庭にふらりと現れたジャコウアゲハ。
その姿は、まるで
これからの香り創りを
応援してくれる存在
のようでした。


この蝶との出会いをきっかけに、
さらに深いお香づくりの世界へと
歩みを進めていきます。

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