先日、上野の森美術館で開催されている
「正倉院THE SHOW」 に行ってきました!
そして!!!ついに!!!私も!!!
蘭奢待(らんじゃたい)カード を
手にすることができました。

蘭奢待は、正倉院に収められた
歴史的な香木。
1300年もの時を超えて伝えられてきた
香木としては特別なものです。
その蘭奢待をもとに再現された香りを、
そっと吸い込んだとき——
胸が高鳴り高揚感で
いっぱいになりました。

蘭奢待の香りは魂に響く香り!
最初に感じたのは、
どこか シナモンのような温かい甘さ。
その甘さは心の奥に灯りをともすような
ぬくもりを持っています。
次に感じたのは
バニラのような柔らかさ。
包み込まれるような、静かな安堵感。
そして最後に、かすかな
ピリッとした辛味のニュアンスが
一本の細い線のように
香りを引き締めていく。
甘さと、やさしさと、凛とした芯。
その三つがひとつの香りの中で
調和していたように感じました。
まさに!私の魂に響いた香りです!

この香りを呼び覚ましたい
蘭奢待の香りを感じたとき、
心の中にふっと湧いた想いがあります。
自分の鼻の記憶があるうちに、
この香りの “余韻” を
お香パフュームにしたい
蘭奢待の香りからのイメージでお香パフュームを制作しました
帰宅してすぐに香りの記憶をもう一度
思い出す・・・
・シナモン系の感じ
・バニラ系の包容
・そして、最後にそっと残る余韻
それらを積み重ねながら、
ひとつのパフュームが生まれました。
瓶に香りを閉じ込めた瞬間、
胸の奥が「これだ」と言いました。
私自身の香りの記憶のかたちです。

今後について
このお香パフュームは、
しばらく 熟成 させます。
香りは時間の中で深まり、丸みを帯び、
より良い香りに落ちついていきます。
香りが整った頃、
あらためて皆さまにお知らせします!
どうぞ、お楽しみに!

