50代の心を解きほぐす、お香との新しい向き合い方
50代を迎える頃、
心も体も、そして生き方そのものにも、
静かな変化が訪れます。
家庭の中では役割が変わり、
子どもが巣立ち、人によっては・・・
親の介護が始まり、
仕事でも立場が変わる・・・
誰かのために頑張る時間が少しずつ減り、
ふと立ち止まったときに
「これから、私はどう生きていこう」
そんな思いが胸の奥に浮かぶ
瞬間があるのです。

でも、すぐに答えは見つからない。
そんなときこそ必要なのが、
“香りで自分を取り戻す時間”です。
お香が導く「心の静けさ」
お香を焚く時間は、
ただ香りを楽しむだけの
時間ではありません。
火を灯し、煙がゆらめくその瞬間、
心の奥でずっと抱えていた思いや、
言葉にできなかった不安が、
なぜか・・・少しずつ・・・
ほどけていきます。

お香の香りの中で深呼吸をすると、
焦りや緊張が溶けるように消えていき、
代わりに“静かな安心感”が満ちてくる。
お香の香りは、
「大丈夫。あなたはあなたのままでいい」
そう優しく語りかけてくれるかのようです。
なぜ、アロマではなく“お香”なのか
香りの癒しというと、
まず思い浮かぶのは
「アロマ」かもしれません。
けれど、50代の心に寄り添うのは、
お香のような気がします。
※個人差があります
アロマは、植物の香りを液体で拡散させる
「瞬間の香り」
気分を変えることに優れていますが、
お香は、火を灯して
香りを変化させながら
じっくり香りを感じる。
香木や漢方、樹脂が
時間とともに香りを深め、
心の奥へ静かに届いていきます。
アロマが「香りをまとうもの」だとしたら、
お香は「香りと対話するもの」かな・・・
香りが移ろう時間の中に、
自分の思考や感情の変化を
感じることができるのです。

お香の香りは「人生の余韻」と似ています
お香を焚くと、
最初はほのかに甘く、
次第に深く、温かく、
最後は静かに変化していきます。
そこに残る“余韻”は、
どこか懐かしく、
心を包み込むような優しさ。
それはまるで、
これまで歩んできた人生のよう。
喜びも悲しみも、全部が溶け合って、
今のあなたをつくっている。
そんな実感を与えてくれるのが、
お香づくりの時間です。
私自身も気持ちが揺れ動く50代前半に
お香づくりと出会いました。

50代の心に寄り添う香りたち
- 沈香(じんこう):心の芯を整える、品格の香り
- 乳香(フランキンセンス):不安を鎮め、呼吸を深める
- ミルラ(没薬):心の傷を癒し、再生を促す
- 桂皮(シナモン):冷えた心に温かみを灯す
これらの香りを、その日の気分で
選んでみてください。
“香りを選ぶ”ことは、
“今日の自分を感じ取る”こと。
心が必要としている香りが、
きっとあなたを導いてくれます。

お香が寄り添う「人生の分岐点」
50代は、人生の“再生のとき”。
「新しい私」へ生まれ変わる
準備の時間です。
迷ってもいい、止まってもいい。
お香を焚くその時間が、
あなたの心の整理と
再出発をそっと支えてくれます。
お香の煙を見つめながら、
「これまでありがとう」と自分に伝え、
「これからもよろしく」と
未来を明るくイメージする!
お香は、そんな
その橋渡しをしてくれる存在です。

お香は“心の軸”を整える道具
誰かのために頑張る人生から、
自分の心を優しく見つめる人生へ。
その切り替えのとき、
お香はあなたの内なる声を
静かに映し出してくれます。
人生の分岐点で迷ったとき、
香りの中で、深呼吸をしてみてください。

香りで人生を整えるという選択
ひふみお香アカデミーでは、
お香づくりは
生き方を整えること
という想いのもとに、
お香づくりを通じて
自分を癒すセルフケアを
お伝えしています。
手づくりのお香だからこそ、
香りが“自分自身の祈り”となり、
心の軸を整えることができます。
▼お香のある暮らしを学ぶ
ベーシックコースはこちら
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