お寺で見つけた「タブノキ(椨の木)」とは?線香原料からみた環境とのつながり

お香にまつわるお話

お寺の大きなタブノキ(椨の木)は、
常緑広葉樹として古くから親しまれ、
守護と生命力の象徴として
大切にされてきた木です。

タブノキはクスノキ科の常緑広葉樹で、
日本を含む東・東南アジアの照葉樹林に
広く分布しています。

葉や樹皮には強い粘性があり、
燃やしてもあまり香りがしない
という特徴があります。

その性質を活かし、樹皮を粉にしたものが
「タブ粉(たぶこ)」です。

タブ粉は、古くから線香や蚊取り線香の
粘結剤として使われてきました。

つまり、私たちが
普段使っているお線香には、
このタブノキの恩恵が
深く関わっているのです。


タブ粉と里山文化の歴史

かつては九州の里山でタブノキを採集し、
水車で製粉してタブ粉として
利用していたそうです。

しかし、時代が進むにつれて
暮らし方が変わり山や森と関わる人が
減っていきました。
その影響で、国産のタブ粉を
製造する製粉場は今では
ごくわずかになっているようです。


現代の線香づくりと輸入タブ粉

1970年代以降、タブ粉は
東南アジアから大量に
輸入されるようになり、
現在では日本で使われる線香の多くに
輸入のタブ粉が使われています。

線香という身近なものを通して
見えてくるのは、人の暮らし方の変化、
そして自然環境との関係です。


お線香を通して考える「見えないつながり」

お線香は私たちの日常生活に
深く根ざしたものですが、
その原料ひとつを見ても、
自然環境や暮らし、
そして文化とのつながりが見えてきます。

タブノキという素材を知ることで
現代の資源循環について考える
きっかけにもなりました。


感謝の想い ―お香づくりへ

この大きなタブノキと出会えた縁に
深く感謝するとともに、
素材の恵みをいただきながら
日々、お香づくりに携われることの
ありがたさを改めて感じました。


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