梅香る季節のお香「匂い袋」活用法!

お香にまつわるお話

ひふみお香アカデミー
椎名まさえです。

まだまだ寒さが厳しいですが、
そんな時期に楽しめる花といえば梅です。

 

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今日は

今の季節にピッタリの
梅と匂い袋の和歌がありますので、
御紹介します。

 

色よりも 香こそあはれと 思ほゆれ
誰(た)が袖ふれし 宿の梅ぞも

(古今和歌集)

梅はその色よりも香りの方が
趣が深いように思われる。
宿の梅に誰かの袖がふれて、
その移り香が香っているのでしょうか。

上記の歌をもとに名前がついた
「誰が袖」(たがそで)という匂い袋が
室町時代に大流行しました。

当時は、
片袖を嫌うことから、
匂い袋二つを長い紐の両端につけ、
着物のなかを通して
両方の袂(たもと)に入れていたそうです。

また
着物を作っていた人たちは、
片腕、片袖のまま絶対に
夜を越さないようにと
言い伝えられていました。

片袖付けは、
体が肉体的に欠損や
不具合があることを指すため、
縁起が悪いということです。

そこで、この歌にもあるように
匂い袋も左右両方の袂に入れていたのです。

 

両方ということで
ペアで使うと縁起が良いお香です。

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このように、
匂い袋は、香りを着物に移して楽しんだり、
着物の防虫のために使われていました。

現代だと
ジャケットのポケットに入れても良いですね(^^♪

お香の文化は、時代を超えて
今も!!!
私たちの暮らしに
そっと寄り添っています。

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お香相談会でお会いしましょう!

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私はアロマセラピー講師の経験と
お香の専門家としての知識、
北辰そして・・
北辰一刀流の宗家である夫から聞いた
大切にされてきた日本人の和の心を
お香講座を通して、世の中に伝えています。

 

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