大河ドラマ『光る君へ』からインスパイアされて平安時代のお香の魅力に迫る

お香にまつわるお話
 

椎名まさえです。

 

NHK大河ドラマ!「光る君へ」

いよいよ始まりましたね♡

 

平安時代の様子がどのように
表現されるのか?

お香もでてくるのか・・・
(すでに1話で、お香のワードでましたね)

日曜の夜が楽しみです。そこで、今回は

平安時代のお香のある生活の話です。

 

平安時代は、いろいろなことを
占い決めていたそうです。

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早朝に起きて、まずすることは
今日の吉兆を見ること。

 

その占いの結果によっては、
大事な用事も休まなければなりません。

 

そして、お風呂に入る日も
髪を洗う日も

「占い」
で決めていたということです。

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もしも・・・良くない日に・・・
入浴してしまったら・・・
洗った部分から悪霊や邪気が入ってしまい
体調を崩したり、命の危険性があると
考えられていました。

 

 

たとえ良い日
お風呂に入ったとしても・・・・
髪の長い女性たちは一苦労。

 

 

平安時代にはドライヤーはないので
髪を洗ったら乾くまでって
時間が相当長い・・・

 

 

だから・・・
髪を洗うとなると1日がかりの大仕事。

 

 

寿命が短い人は
髪が乾く前に死んでしまう

なんて言われていたようです。

 

髪を洗って乾かす時には、
お香を薫いた火鉢をそばに置いて、
髪に向けて仰ぎ、髪に匂いをつけました。

このような香枕などを使って
髪の毛にお香の香りを移していたようです。

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また、
髪には霊力が宿る!とされ
魂の一部のように考えられていたため、
魔除けの意味もあったお香が
このように使われていたのかもしれません。

 

着物にもお香の香りを移すため、
常に、お部屋の中では
たっぷりお香が薫かれていました。

 

これは「伏籠」

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衣服に香を薫きしめるためのもの。
籠の中に香炉を置くのが一般的で
香炉で薫いたお香の香りを、
籠の上に被せた着物に巡らせます。

 

当時、香りを移すのに
良く使われていたのが
このような黒い丸薬みたいな

「練香」というお香です。

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お風呂にほとんど
入ることのない平安貴族は、
体臭がひどかったため、
練香の香りをいつも漂わせていたのでしょう!

髪や着物に香を薫きしめる習慣は、
平安時代の貴族の生活には
欠かせない身だしなみだったんです。

その結果として、
日本ならではの

お香の文化も発展していきました。

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そのような時代の中で
一人一人が自分だけの
オリジナルの香りを持ち、
その香りもステータスの
ひとつだったといわれています。

 

さあ!!!光る君へ!!!では、
どんなシーンでお香が出てくるのか
楽しみですね。

 

 

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もちろん、平安時代のお香のある生活も
バッチリ!お伝えします。

 

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